2021年12月5日に東京都小学校プログラミング教育研究会(都小プロ)の主催で「プログラミング教育 ONLINE明日会議」が開催されます。こちらは全国の小学校の先生によるプログラミング教育の実践の発表や各社の授業で利用できるプログラミング教材の紹介などさまざまな情報に触れられる貴重なイベントとなっています。

2021 ONLINE明日会議 (はてなブログ アイキャッチ画像)

そこで本イベントでプログラミング教育の実践を発表される「Type_T」代表の鈴谷大輔先生と鈴木康晴先生に「プログラミング教育 ONLINE明日会議」についてお話を伺いました。

LINEみらい財団(以下みらい財団と表記):まずは今回「プログラミング教育 ONLINE明日会議」で実践を発表されるType_Tとはどういった団体なのですか?

鈴谷:主に小学校の先生を中心とし、プログラミング教育を教員、そして子どもたちへ広めるために立ち上がった団体になります。もともと団体を作る前も教員向けのイベントを開催していたんですけれども、開催していく中でイベントによってプログラミング教育を多くの方に広める事が出来ると確証を持ち始めました。今後継続的にイベントを開催していくにあたって、団体として活動していきたいという思いからスタートいたしました。 しかしType_Tとしてスタートした矢先にコロナ禍になってしまって、肝心のイベントがなかなか開けない…というような形になってしまいました(笑)
そこで今はメンバー同士実践をしながら交流したり、その実践の中から苦手な先生でも簡単に取り組めるものを書籍として発行したり、そういう形でプログラミング教育を広めていく活動をしています。


プログラミング教育の事例、教材の使い方など細かく紹介。動画解説も用意されている。

みらい財団:
ありがとうございます。
つぎにType_Tという名前の由来や参考にされたものがあるんですか? Type_Tは 「とにかく(Tonikaku)、やってみる(Yattemiru)、Programing Education、Teachers」の頭文字を組み合わせたものとなっていますよね。

鈴谷:
本当に「とにかくやってみる」っていうことからですね。平井聡一郎先生の格言というか、名言に 「つべこべ言わずにやってみろ!」という言葉があってですね。さすがにそれをそのままいただくっていうのはできなかったので「とにかくやってみる」とすこし改変させていただいて頭文字を取ってType_Tって名前にしたんです。
また以前に格好いいなと思っていた「e:corders」っていう団体がありまして、そういう名乗れる名前がほしいなと思って考えたときにType_Tっていうのが頭にシュンッって浮かんできたので……。そこでType_TはどうかとFacebookに書き込んだところ「いいね」をたくさんつけてもらえたのでそのまま決めました(笑)

みらい財団:
ありがとうございます。 お話を伺っていてLINEみらい財団とType_Tの共通点として「困っている先生をサポートしたい」という思いが活動のきっかけになっていると感じました。

鈴谷:
現場スタートっていうところも共通点かなって話を伺っていて思いました。やっぱり現場がとにかく回ってないという現状があると思うので、いろいろなリソースを提供することでどうにか解消したいという思いもあります。解消するためにはどういうものが効果的なのかを交流しながら洗練させていきたいというのもType_Tの中にありますね。

みらい財団:
ありがとうございます。
それでは「プログラミング教育ONLINE明日会議」について概要とイベント開催の経緯、思いをお聞かせください。

鈴木:12月5日の明日会議のイベントの概要についてお話します。まず明日会議自体はもともと「みんなのコード」で開催していたしていたイベントなんです。みんなのコード代表の利根川さんによると、名前の由来はプログラミング教育について研修や講演の単発ではなく、明日から始める、明日からまた繋がる、明日からまたこういう風にしていこうって次に繋がるイベントにしていきたいという思いから「明日会議」になったそうです。 また今まではみんなのコード主体で明日会議を開催してきたのを昨年度から都小プロの方でバトンを引き継ぎまして、今回は都小プロ主催となって2回目の明日会議の開催ということになりました。
明日会議はこれまで基調講演と実践報告、団体紹介、最後に参加者間のディスカッションだったり、パネリストの方がお話したりっていうような受け身のものが主だったんです。 そこで今回はType_Tの活動で得たオンラインワークショップでのノウハウ、プログラミング授業のノウハウの共有、また実際の教材に触れる機会にもしたいという思いから、ただ聞いたりディスカッションしたりするだけじゃなく、都小プロが第1部で、第2部の授業ワークショップはType_Tっていう2本立てでかなり大きいイベントになりました。
第1部は13時から、第2部は15時からとなっています。第1部の講演は、東北大学大学院情報科学研究科 教授 堀田 龍也先生をお招きしています。第2部は主に正多角形の作図についてのワークショップを、LINEみらい財団さんを含め多くの企業の参加をいただき、実施する予定です。

みらい財団:
みんなのコード開催から今回までの流れがあるというのがすばらしいですね。今回のイベントにはLINEみらい財団の提供するLINE entryのほかにどのような教材が参加されるんでしょうか?

鈴谷:
現在のところLINE entry、Scratch、Viscuit、プログル算数・理科(みんなのコード)、toio(株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント)、Root (アイロボット)、スマイルネクスト (株式会社ジャストシステム)、そして教科書会社の教材として啓林館と教育出版の教材でのワークショップを実施予定です。

みらい財団:
ありがとうございます。すごいと思ったのがこのイベントに参加すればこれまでの教材もありますし、今の教材に困っていて新しい教材を探そうとしている先生にもこのイベントに来ると新しい発見がある。そしてScratchを使おうと思っている先生たちもお手本の授業を見ることができるので、本当に先生に寄り添っているイベントだなとすごく感じました。また10個の教材が揃うっていうのは、ほかのイベントでもなかなかないと思います。
算数と理科は教科書でもプログラミング事例が紹介されているので、これまでイベントも多くやってきたと思いますが、今後も今回のような教材企画のイベントは開催する予定ですか?

鈴谷:
どうですかね(笑)。
でも理科はもう一回やりたいと思っています。やっぱり教材の種類が出てきているので。理科に至っては教材を買う必要があり、教員でも事前に実際に触れる機会がほとんど存在していなくて、出入りの教材屋さんに言われたものをそのまま買うとかそういったことも起きていると思います。先生たちがどのように教材を選ぶか視点を持つためにもそういったイベントが必要かなって思います。そして、やっぱり委員会対象のものは結構あると思うんですけど先生向けとなっているものはなかなか……。

みらい財団:
先生にとって重要な部分が抜け落ちたところをType_Tさんがサポートしているイベントだと思いました。最後にLINE entryへのコメントをお願いします。

鈴谷:
LINE entryの教材は本当に全部行き届いて用意されているので、プログラミング教育の第一歩すらも困っているという先生にとっては本当におすすめじゃないかなと思います。コロナ禍以前にはLINE entryの出前授業を利用して4年生の教材を体験してから、昨年度は出前授業ではなく自分たちでプログラミングの授業をしたんですけれども、やっぱりプログラミングに苦手意識のある先生にとっても楽しく取り組めるというところのサポートが手厚い教材だなと思いました。プリントもしっかり用意されているし、第一歩を踏み出すにはすごく良い教材だなと思っています。

鈴木:元々LINEさんの方で実施されていた情報モラル教育は本校も毎年依頼していまして、実際体育館で情報モラルの話を聞いた時に子どもたちも納得できるところが多い様子で大変ありがたいなと思っています。そしてプログラミング教材もいろいろ手厚く出していただいていて。教員目線で手厚く行き届いているような教材があるっていうことが、やってみようって思う先生方にはきっかけになると思います。 いざプログラミングの授業をしようと思ったときのちょっとした躓きから、プログラミング授業をやっていいのかと不安を抱えてしまう先生もいらっしゃると思うんです。そこに配慮が行き届いている教材があるっていうのは、先生方をさりげなく後押ししてくれるのでありがたいです。

みらい財団:
本日はお時間いただきありがとうございました。LINE entryではさらに教材の拡充やオンライン出前授業など先生たちのサポートを積極的に行なっていきます。 Type_Tの「とにかくやってみる」という考えは今までの答えの決まった教育方法とは違い、試行錯誤をくり返すプログラミングの考えそのものでした。そんなまったく異なる考えのプログラミング教育に困っている先生方もまだまだ多いはず。まずはプログラミング教育 ONLINE明日会議をとにかく参加しましょう!

●プロフィール:鈴谷大輔先生
図1

小学校教諭。みんなのコード プログラミング教育 養成塾(2019夏期集中コース)修了。NPO法人タイプティー 代表理事。教員向けのイベント運営だけでなく、子どもたちを対象としたプログラミングイベントの運営にも複数携わる。

●プロフィール:鈴木康晴先生
小学校教諭。みんなのコード プログラミング教育 養成塾修了。プログラミング教育関連のイベント運営に複数携わる。東京都小学校視聴覚教育研究会。東京都小学校プログラミング教育研究会(都小プロ)。Type_Tメンバー。

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